が物議をかもしている。
表面的に捉えれば、実力や能力のないビジネスマンほど、早期の首切りとなり反対だろうし、経営者側からすれば、そのような人材は賃金と見合わないから賛成だろう。
この問題提起の本質的なところは、転職や起業しやすい環境を整えることで、より雇用の流動化を促進したり、自身の人生設計を立てるといったことかと思う。
もしそのような目的であれば、何も悪い話ではない。
むしろ45歳では遅いくらいだ。いっそ40歳、いや30歳定年でもいい。いやいや、いっそ定年なんてなくしてしまえばいい。
誰もが、いつでも自分の実力や能力に合った(前向きな)転職や起業がしやすい社会になれば、そんな素晴らしいことはない。欧米的な発想や制度も必要だ。
とは言え、そんなビジネスマンは一握りだろう。
労働法的にみても45歳定年は認められず、それどころか今後は、企業は70歳までの就業確保が義務化される見込みだ。(今は努力義務)
だから、現実的には定年選択制の採用ということになる。
例えば60歳定年と40歳定年、といった感じで。
ただ選択制であっても、特に人材不足に悩む企業は、定年を引きさげることは難しいだろうが。
そもそも定年って何なのか?意味ある定年制を考えたい。