最近プレイしたボドゲの報告でも。
ゴールドウエスト(2015)
西部開拓がテーマ。開拓者となって自分のエリアを広げ、金や銀などの資源を集め、それを元手に得点を稼いでいく。
中量級ながら、エリアマジョリティ、マンカラによるリソースマネジメント、セットコレクション等のユーロゲー要素がバランス良く詰まった佳作。強いインタラクションも好みだ。
全てがオープンなので、相手が狙っている手を察知した対応が求められる。あれもやりたい・これもやりたい、あれも足りない・これも足りないとジレンマの連続は、まさにユーロゲーの真骨頂。←前にも言った
あとBGGでアップされている、ファンが勝手ながら作ったソロもなかなか歯ごたえがあっていい。ただ、BGGのレートは思ったほど高くない。見た目といい決して派手さはないが、もっと評価されていい作品。
マーリン(2017)
いわゆるアーサー王伝説がモチーフとなっていて、ダイスを振って、円卓上のトラックで止まったマスのアクションを実行していく。言ってしまえば中量級の双六ゲー。
とは言え、そこはドイツゲーム(デザイナーは超有名な人)。エリアマジョリティ、ワーカープレイスメント、セットコレクションなどのメカニズムに加え、誰もが使用できるマーリンの使いどころが悩ましい。
初見者でもそれなりに見通しが良く、重量級ユーロゲームに入るためのとっかかりとしてもいい作品なのでは。
ミニエクスプレス(2021)
アメリカ大陸を横断する鉄道ゲー。
各鉄道会社(列車)は誰のものでもなく、鉄道を敷設しお目当ての会社の価値を高め、その会社の株を多く購入しながら自分の資産を増やしていく。
鉄道ゲーでは実によくあるシステムなのだが、中量級に落とし込んでいる。
株価と資産と株が絶妙に関連し合っていて、悩ましい仕掛けになっている。ただ、価値が高い株を皆が狙うことになるため、どうしても団子状態になり、あまり大きな差がつきにくくなるのが個人的にちょいと残念。
アリスガーデン(2020)
タイル配置ゲー。
テトリス型のタイルを順に取っていき、自分のボードに配置していく。
絵柄別に決められた配置ができれば得点が入る。ゲーム終了後、空マスがあると減点になるのだが、これを埋めるための1マスタイルがゲームを最後まで悩ましくさせ、実にいいスパイスとして効いている。思惑通りに全部埋まると、実に気持ちいい(^^
ルールは非常にシンプルで、誰でもすぐ楽しめる。(これはクライアントともサクっとできそうな良き作品)
最近は少し軽めのものが多いが、ようやくコロナも少し落ち着いてきたので、そろそろ自宅会やボドゲ会を再開させ、秋の夜長じっくりと重量級をやりたいねぇ。