職業病

先日、地元静岡大学近くのある定食屋での話。

普段はカウンターに座るのだが、この日は何となく壁際の席に座った。

 

ふと壁に目をやるとバイト募集中のポスターが。

よく見ると、時給が最低賃金を下回っている。こういう時って、職業柄思わず気になってしまう。

(その時の心の声:「885円か…このポスター、去年か一昨年に作った可能性が濃厚だな。今月から913円になったけど、そのまま知らずに貼り出しているのだろう。賄い付きだと更に低い時給になっているが、これもマズイな。あっ、募集も女子限定になっているぞ」)

 

言うか言わざるか…

(その時の心の声:「この店はおばちゃん1人で切り盛りしていて、とても「労働法遵守」といった雰囲気ではないよな。言ったところで、食事に水を差すかも…ん?でも言わないと「この店は最賃を下回っている」みたいな噂が流れ、むしろバイトが集まらないかもしれない。それは本末転倒だ)

 

ということで、おばちゃんが料理を運んできたときに指摘したのだが、やはり予想どおりだった。

おばちゃんは「それは知らなかった」ということで、むしろどうすればよいかいろいろと聞いてきた。

「例えば時給913円と書いて、その下に『賄い1食○○円』と書かれたらいかがですか?」なんてアドバイスを。

 

更に聞けば、このポスターは過去に静大生が作ってくれたようで、本当はアルバイトを採る必要はないのだが、今の学生は奨学金をもらっている人も多く、親心で募集しているとのこと。ん~地元ならではのいい話だ。

また、おばちゃんと今までほとんど話をしたことがなかったから、これからは話やすくなったかも(笑)

 

 

ま、総じて職業病ですな。おせっかいだとしても、少しでもお役に立てたのであればそれはそれで良しとしよう。


前のブログ    次のブログ

 

採用・定着コンサルティング        

トモノ社労士事務所 

静岡市駿河区敷地2‐9‐5‐405  

☎054-237‐6811