ゲームマーケット

先日、ゲームマーケットに初めて行ってみた。

ゲームマーケット(ゲムマ)とは、ボードゲームの一大イベント。メーカー(パブリッシャー)が海外の新作を展示販売したり、同人やサークルが自作ゲームをアピールしたり販売したりする。出店ブースは、何と600を超える。

 

会場はビッグサイト。

開場時間より30分ほど早く着いたが、もう既に多くの人の列が。(何とこの後、ビッグサイトから最寄り駅まで行列がつながったという!)

 

入場後、足早にお目当ての海外ボドゲを2つほど購入し、今回の目的である、研修ゲームブースへ。

 

まずは博報堂のブース。同社プロジェクトチーム「キャリ女」が自前で作成し、実際に研修で活用しているというキャリアデザインゲームを見に行った。

 

ゲームは、自分はどんな人生を送りたいか、目標をシートに書くことからスタート。それを元に、時系列ごとに人生イベントを選択し、そのタイル(写真中央箱の中の正方形タイル)を取っていく。続いて、それにかかる費用や効果、結果について、ダイスを振って決定していく。で、それらをシートに落としていく。

特に人と競争するとかゴールとかはない。ゲームというよりは、むしろワークといったところだが、ゲームを通じて、自分の人生デザインを考える良いきっかけになる。

 

実際に多くの女性社員や若手社員中心にやっているそうだが、反響は良いとのこと。年配層のおじ様方にも是非やってもらいたいとも(笑)確かに。

写真だと立派な商品に見えるが、何と全て手作り。ゲームのルール作りからデザイン、製品作りに至るまで、全てオリジナリティに溢れている。完成までに2年ほどかかったという。

1つだけ言えば、ダイス目を多少コントロールできる要素を追加すれば、ゲーム性とテーマ性が増し面白くなると思った。

 

続いてサイゼリヤのブース。

こちらは、参加者が店長になって店舗運営するというマネジメントゲーム。実際に社内研修で利用している。

 

ルールを聞くと、思ったよりもシビアだ。毎年度末に必ず社員が辞める設定になっていて、定期的に人を採用しなければ店は回らない。採用には多くのコストがかかる。更にいろんなイベントが起こり、都度対処する必要が出てくる。店舗や部下のマネジメントをうまくやりくりしポイントを上げていくと、複数の店舗を担当するようになる。店舗ごとに特徴があり、それに対応していく必要が出てくる。

実際の店舗運営の要素をゲームに落とし込んでいて興味深い。現在、次のバージョンの店舗運営ゲームを開発中とのこと。

 

ブースを横から見るとこんな感じ。

企業の人事総務担当者や経営者なのか、それっぽい人が次々と興味深そうにブースに立ち止まり、担当者と話をしていた。

 

現在、研修にボドゲを活用するニーズが増しているという話を聞き、またそれを肌感覚で実感できた。


おまけ。(有名どころのパブリッシャーブース)

 

まずはアークライト。

大型の新作が出るということもあり、多くの人が群がっていた。

ホビージャパン。

訳あり商品を安く販売していて、こちらも行列が。

ジーピー。

最近「3Dカタン」を出し、なんと抽選でプレゼントするという太っ腹なことをしていた。


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