皆さんお待ちかね?今年プレイした海外ボドゲのトップ10。今年は選んだ理由を記すよ!(★は今年初プレイ作品)
第1位 テラミスティカ~革新の時代(2023)★
各プレイヤーは特殊能力を持つ種族になり、エリアマジョリティを競う。ドイツゲーの大傑作のリニューアル版。
選んだ理由
・一生プレイできるであろう、セットアップ時のランダム性。
・求められる中長期的戦略性。
・立体の街が出来上がっていく、キャッチーなボード。
ここが残念
・インスト、プレイ時間が半端ない。
第2位 メッシーナ(2021)
14世紀、ヨーロッパを襲ったペストから市民を救出し労働させ、街を再開発していく。
選んだ理由
・リソース管理する独特のエンジンビルドで、自分なりの戦略が立てられる。
・ランダム性多し。
ここが残念
・ラウンドごと異なる処理が少し面倒で間違えやすい。
・宗教トラックは弱い?
第3位 トロワ(2010)★
ダイス(ワーカー)の出目とカード効果によって、誰よりもトロワの街を発展させる。ダイスプレイスメントの名作。
選んだ理由
・決して運だけではない戦略性。
・唯一無二の(変態的)メカニクス。
・トランプのような美しいアートワーク。
ここが残念
・カード内容が一部分かりにくい。(そのため全て和訳シールを貼った)
第4位 バルセロナ(2023)★
バルセロナの街を発展させていく。交差点がアクションスペースになっていて、その上下斜めのアクションができる。ガウディおじさんも重要。
選んだ理由
・一手番でいくつものアクションを選択でき、そこが悩ましくもあり、コンボが決まったときのポイントサラダ感!
・終了トリガーシステム。ポイントサラダな分、ゲームが冗長的になるのを防いでいる。
ここが残念
・長考になりやすい。
・人数によるバランス調整がやや怪しい?4人選だとあっという間にゲームが終了しそう。
第5位 ルイスクラーク探検隊(2013)★
デッキ構築とリソースマネジメントしながら、アメリカ大陸を横断するレースゲー。各カードのキャラクターもオールユニークで18世紀の史実に基づいている。
選んだ理由
・デッキ構築とリソースマネジメントが、シンプルかつ有機的に融合。ブリリアント!
・セットアップとルールがシンプル。アートワークも○。
・そもそもこのテーマが興味深い!
ここが残念
・地味(笑)、派手さはない。(でも後からジワジワ来る良きゲーム)
第6位 デューン(2020)
映画デューンのゲーム。各ハウスになり、デューンでの影響力を競う。デッキに制限されるワカプレという珍しいメカニズム。
選んだ理由
・独特のメカニズム。
・運要素もあって誰もが勝つチャンスがあり、最後まで気が抜けない。
ここが残念
・カードの出方は全くランダムで、デッキ構築が中途半端になる印象。
第7位 マルコポーロⅡ(2019)
マルコポーロよろしく旅商人となり、北京から中東を移動しながら契約達成していく。ダイスプレイスメントの大傑作。
選んだ理由
・移動が大変な分、旅している気分になる。航海手形「ギルド」のちょっとしたギミックも個人的に刺さる。
・ダイスプレイスメントの妙が味わえる。
・セットアップ時のランダム性。
ここが残念
・強いて言えばセットアップの面倒くささ。
第8位 アンダーウォーターシティーズ(2018)★
カードコンボとワカプレによるリソースマネジメントで海底都市を作る。メッシーナと同デザイナー。
選んだ理由
・重ゲーながら初見でも見通しは悪くない。(少なくとも自分は)
・カードコンボが複雑すぎず面白い。(他方、テラフォはトゥーマッチ)
ここが残念
・初見だとカード内容を理解するのに時間を要する。
・ボードがペーラペラ。
第9位 厄介なゲストたち(2016)
殺人事件の犯人と動機、凶器を当てる推理ゲー。アプリで3000ものシナリオが楽しめる。
選んだ理由
・あたかも小説の中の探偵になったような気分が味わえる。
・アプリで何度も楽しめる。共犯シナリオも!
ここが残念
・オリジナルルールは冗長になる。(ハウスルール必須)
・言ってみれば消去法論理パズル。何度もやると思考がパターン化されそう?
第10位 ゴッドファーザー(2017)
ファミリーのドンとなり、摩天楼を舞台にエグイことをやりまくる。最も金を稼いだプレイヤーが勝利する。
選んだ理由
・テーマとメカニズム(エリアマジョリティ・競り・ワカプレ)の見事な融合!
・「こういうゲームだから」と笑いながら相手のチンピラを抹殺したり、金を強奪できる。
・流石アメゲー、直感的に分かるくらいルールがシンプル。
ここが残念
・やる面子選ばないと友達なくすかも。
番外 スクラブル(1948)★
袋から取ったタイルをボードに並べて英単語を作る。アメリカのどの家庭にもあるクラシックゲー。
選んだ理由
・英単語を知るための良い教育ツール。
・ネイティブと一緒にプレイできる。
ここが残念
・得点計算と都度記録が面倒。
英会話教室で無謀にもネイティブ2人に戦いを挑んだ。意外とネイティブでも難しいみたいで、一応2位に食い込んだw
それにしても、最終ターンでは自分の余ったタイルを他プレイヤーへ「使っていいよ」と差し出して、更に一緒に考えてあげるという、いかにもアメリカンな姿に感銘を受けた。
特に上位5作品の多くは今年初プレイで印象が強く、今後マストになること間違いなし。もちろん、ここに挙げた以外でも魅力的な作品は山ほどあり、10選は正直悩ましかった。
ちなみに僕が様々な作品をプレイする目的は、楽しむのはもちろん、ゲームのメカニズムを学び、自分のゲーム制作に活かすため。そのような意味では、今年は色々な人と色んな作品をプレイでき、また、例年以上にボドゲ会も開催できなかなか充実していた。
絡んでくれた方々、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします!