雇用保険制度が色々変わる。
御多分に漏れず、育児休業給付関係もまた変わり、育休との関係はご覧のようになる。
育休法の改正は数年ごとの国家イベントでありもう何も驚かないが、こんな複雑怪奇な制度、もはやほとんどの中小企業や労働者はついていけていない。つい最近創設された「産後パパ育休」でさえ、ほとんど認知されてないというのに。
我々専門家も、もはや図を見ないで説明することは不可能になってきた。いや図を見ても怪しい(笑)クライアントへ説明するときも、もう笑うしかない。
（官僚の皆さん、是非現場を知ってから制度設計しましょうね！）
この複雑怪奇な図は、まるで地方の旅館のようだ。
誰でもきっと一度は泊まった経験があろう、長年かけて付け足して付け足しては、いつの間にやら謎の廊下や階段、別館でいびつになった地方の古びた旅館。
育休制度も、長年かけて小さな付け足しを繰り返しながらここまできた。
この先更に誰も理解できないような、謎な制度になっていくのだろうか？