最近よくクライアントへ説明している話。
再雇用・無期転換と定年のパターンや関係は、大きく4パターンある。(60歳定年・再雇用の場合)
①無期労働者を定年前に採用
→60歳定年が適用され、その後再雇用で原則65歳まで雇用
→5年を超えると無期転換権発生
→無期転換すると「いつまで雇う・働く問題が発生」
→第二計画手続きをすれば定年後の無期転換権の発生防止
②無期労働者を定年後に採用
→定年がないため、採用と同時に「いつまで雇う・働く問題」が発生
③有期労働者が定年前に無期転換
→①と同じ
④有期労働者が定年後に無期転換
→②と同じ
今後シニア層の活用が増えたり、(労働条件明示の新ルールにより)無期転換労働者が増える中で、この再雇用・無期転換と定年のパターンや関係をよく理解しておくことは重要だ。
一体どの社員区分に該当するのか、定年はいつなのか。また第二定年を策定しておくことも。
この話を(図示した資料と共に)クライアントにすると「分かりやすい」とすっきりされる経営者や人事担当者が実に多い。