日本の社会保障制度は素晴らしいと思っている。(年金除く)
普段、社会保険の手続き業務をやっているとつくづく感じる。
何て優しい国なんだろうと思う。
でもその優しさにあぐらをかいて、甘い汁を飲みほそうとする人がいる。
例えば失業保険。来年度から給付制限が原則1ヵ月に短縮になる。
これは雇用の流動化を図ることが目的だが、他方、失業保険目当てに離職と就職を繰り返すけったいな人が出てくるだろう。
また、最近は育児休業給付金が問題視されている。
入所意思がないにも関わらず、給付金延長のためにわざわざ倍率の高い保育所や遠い保育所へ申し込むけったいな人が増えている。
ちなみに、来年度からハローワークの審査が厳格化される。
クライアント先でもこんなことがあった。
ずっと腰痛(労災)で休業している社員がいて、総務担当者がなんか怪しく思い、担当医に意見を求めたところ、既に復帰できるという。
休業補償給付に目がくらんだんだろう。けったいな人だ。
何だかんだ言っても、日本は社会保障大国。不労所得を求める人が出てくるのはしょうがないのだろう。もう少しドラスティックな自己責任論の世の中の方が良いのだろうか?