無料求人営業にご注意を

最近また、無料求人営業でトラブルになる事案が増えている。

ある日業者から電話がかかってきて、無料で求人サイトに掲載できる話にのってしまい、知らない間に有料に切り替わり、後日高額な掲載料を請求されるというもの。(たいがい申込書の下の方に小さい字で有料について記載があるが、まともに説明しない)

最近、ハローワークも注意喚起のリーフレットを作成したくらいだ。

 

これには、「絶対払わない、払うかボケ!」という毅然とした態度で臨むことが大切。

その際、錯誤無効や詐欺取り消し、債務不履行など何かしらの法的根拠をもって業者へ伝えるのが効果的だ。(そのあたりは弁護士や行政相談などを利用しよう)

決して「自分が悪い」と責めたり、「払って終わりにしたい」と思わないこと。悪いのは全て悪徳業者だ。

 

 

実は2年ほど前、クライアントから相談を受けたことがある。確か業者からの請求額は17万円だった。弁護士費用の方が高くつくし、自社で払えない額でもないしと、実に巧妙で上手い?料金設定だと当時変に感心した記憶がある。

 

でネットを調べると、確かに業者の求人サイトはあったのだが、どうみても取ってつけたような胡散臭い内容。しかも別のクライアントの求人が掲載されていたのだが、そこに記載された担当者は既に数年前に退職していた(証拠としてスクショした)。

その事実をクライアントへ伝え、法的根拠を示して絶対払わない旨業者へ伝えるようアドバイスした。

そうこうしているうちに、その業者からの催促はなくなった。業者も(自分たちが悪いことをしていることが)分かっているから、新しいターゲットに移った方がよいと判断したのだろう。

 

「無料で~」とか「今静岡市で3社限定で~」とかいう常套句営業は、必ず何か裏があると思った方がよい。そんな営業は無視するのが一番だ。ってかそんな時間があるなら、もっとまともなことに頭使えよ。


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