先日、静岡市美術館で開催中のキースへリング展に行った。
地下鉄の看板にチョークで数分の間に描いたというドローイングアート。彼のアーティストへの道のりはここから始まった。
※館内は原則撮影OK
度々出てくる犬。というか犬人間。
よく見ると人間と犬が交尾している。人間も犬も平等ということなのだろうか。ゲイの象徴としての作品なのだろうか。(男性性器のイラストが描かれた作品が多くて驚いた)
巨大壁画。今にも飛び出てきそう。
近くで見るとインクが垂れていてリアル。
それにしても迷路みたいで、思わずスタートとゴールを探しそうになってしまう。(むしろそうだったら面白い)
80年代、有名なクラブに出入りしていた。マドンナとも交流があり、彼女はこのクラブで発売前のライクアバージンを歌ったという。
当時、彼の作品はいくつかのレコードジャケットに使われていた。
それにしても館内に流れていたソウルミュージックが何ともクール。
社会活動家としても知られ、来日もしている。
平和の象徴、鳩人間?
反差別、反アパルトヘイト。
彼の作品は非常に分かりやすく、メッセージ性に富んでいる。
見ているだけで楽しい。これ欲しい。
生前、彼はゲイであることを公表していて、エイズによる合併症により31歳という若さでこの世を去っている。亡くなる前の作品群。
彼の作品には、生命・躍動・平和・平等といったメッセージが込められているような気がした。