今年プレイした作品のうち印象的なものを10上げるよ!
ヘゲモニー
政治経済をテーマにしたビッグゲーム。インストとプレイで何と6時間wそれでも2回プレイした。
各プレイヤーは別々の役割(労働者、資本家、中産階級、政府)を担い、自分に有利になるよう、7つの政策とイデオロギーを投票で操作する。風が吹けば桶屋が儲かるじゃないが、自分に有利になるよう操作しても、やがて全体に悪影響を及ぼすのが超リアル。世はつながっていることを実感。
車を作るゲームw
世界の評価が異常に高いことには正直未だ驚きだが、それでも今年通算3回目のプレイができ、ようやくこの作品の面白さや攻略が見えてきた。
特に初見プレイヤーには、サンドラ(パワハラ鬼上司)の動きや対策(資格を進めるよりシフトを貯めた方が多分よい)についてよく説明することが必須というのも感じた。
ライナークニチア先生の中量級作品。個人ボード上でパズルしながらアクションが連鎖するのが楽しい。
序盤は良かったが、中盤以降、カードやボードの効果をうまく活かせず失速。いつかリトライ案件。
オーク
ファンタジーがテーマの作品は、ゲーム性よりフィギアとかギミックの大袈裟さが目立ち自分には合わなかったのだが、そのセオリーを覆した作品。
多様なカードやタイルとその相乗効果、リプレイ性、ワーカー強化(無敵の「氏神」を呼べたときはテンションが上がる)、美しいボード、複雑なメカニクスなど地味ながら良き要素が詰まった作品。もっと評価されてよい作品。
アンコンシャスマインド
精神科医になって病人を治療する。ボードが3つあり情報量が多いが、アクションは三択のため見た目ほど複雑な印象はなかった。この手法はゲーム制作をする身として非常に参考になる。
個人ボード上でいかに上手くエンジンビルディングするのがポイントで、上手くコンボできると気持ち良い。次にプレイする機会があれば、是非フロイト先生をうまく活かしたい。
ロック版人生ゲーム。
バイトしながら音楽活動、デモテープを作りレコード会社へ売り込む。他方、ライブ活動で知名度を上げるのも大切。晴れてレコード会社と契約できればバイトともおさらばwキャンディ(ク◯リ)を使えばアクションが増えるが、やり過ぎると病院送りw最後は夢のアリーナライブを目指す。
実はこのゲームデザイナー、元ランナウェイズのベーシスト!
自身の経験を元に制作したに違いない。本職でない分ルールは少々荒いが、ロックンローラーは気にしない。皆でワイワイ楽しめる唯一無二の作品。
オブセッション
19世紀のイギリス貴族(壮家)になり、威信を上げながらゲストを招いたり、改築しながら点数を競う。とにかくそのフレーバーが素晴らしい。
英語版のみだが言語依存はほとんどなく、ルールも難しくなく、運の要素もあり誰でも楽しめる。
難点はゲストが手なり過ぎること。序盤で5、6あたりのゲストが来ても「なぜウチごときに来るん?」てなる。拡張必須。それでも何とか後半に5、6あたりのゲストを一気にプレイできたときは気持ち良い。拡大再生産がこの作品の醍醐味の一つ。
フレーバーを感じつつ、当時の貴族生活がいかに「obsession(妄想)」であったか。栄枯盛衰、思わずダウントンアビーを思い出す。
非対称ゲーム。個人ボードは独立したソロゲームだが、共通ボードでは結構なインタラクションが展開される。この落差が興味深かった。(まぁそうしないとこの手のゲームは成り立たないが)
より儲けるために、作る商品や売る客がかぶりやすくなるのが気になったが、ゲームの見通しはよくプレイしやすかった。
競りで電力(の権利?)を購入し、電力を供給しつつ金を儲け、それを元に電力会社を建てていく。
ある意味今年一番印象に残っている作品。なぜなら、初見ながらオープン会で6人戦を制したから。←自慢
常に金を意識しながら、途中主たる電力を変えたのがうまくいった。トップ3人のうち最も多くの金を残した自分が勝利した瞬間は、今年最も気持ち良かった瞬間だった。
手元の牌で連番か同値の役を作り場に出していく。既に場に出ている牌も使えるのが大きな特徴。
今更ながらの古典的名作ゲームだが、初めてウチの両親が気に入った作品で、老化防止のためプレゼントした。それ以降、帰省する度にプレイしている。
今年絡んでいただいた皆様、ありがとうございました!